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NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」には、“ぎょうさん笑うて生きなはれ”というセリフがよく出てきます。
ヒロインが亡くなったおじいさんによく言われていて、落語家を目指すきっかけになった言葉でもあります。


このセリフから思い出したのが、今年4〜6月に放送されていた「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ)の中のセリフです。
このドラマは、途中の一部と最終回だけを観ていました。

第1回と最終回に“三日坊主”(中村獅童)という男が登場してきます。
3日しか記憶が残らない男で、第1回で亡くなった設定になっていました。
“記憶が無いせいで、生きているのに死んでいるのも同然だった三日坊主の人生”
(とは、後述するブログに書かれていた文章です)
最終回に、何かを探しにこの世に戻ってきたらしい・・・。
主役の二人と関わりあいながら、三日坊主が最後に残した言葉。


「いっぱい遊んだ。楽しかった。」


こちらの記憶も曖昧なのですが、草木が生い茂り日差しを浴びた田舎のような場所で、子供たちの遊んでいる姿を見ていたシーンだったような・・・。
無精ひげの中村獅童さんがいい笑顔を見せていました。
そして、三日坊主は消えていきます。

 


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まず、今朝の「めざましテレビ」(フジテレビ)から印象に残ったことを・・・。
映画監督についての特集がありました。
行定勲監督や俳優の陣内孝則さん(今回は監督として)がインタビューに答えていましたが、初めて知ったのがイランの19歳の女性監督ハナ・マフマルバフさん。
家族がほとんど映画監督で、自身も8歳から映画を撮り始めたとのこと。
作品の一部が紹介されました。
勉強がしたくてやっとノート(?)を手に入れた少女が、タリバンごっこをする男の子たちにいじめられる(いじめを超えています)シーン。
このような映画を作っていることに、ただただ驚くばかりでした。
彼女も行定監督も「監督に必要なことは?(だったと思う)」という質問に「映画が好きだということ」と答えていました。
基本的で当然のことのように見えて、何事をも成し遂げていくためのエネルギーとなることを改めて教えてもらえた気がしました。


最近、「オトコの子育て」(テレビ朝日)を楽しく観ています。
家出をしていた男が妻の死をきっかけに、子供3人の元へ戻ってきます。
ちょっとおせっかいだけど人の良い、妻の後輩や子供たちの学校の先生たちを巻き込んでの騒動が楽しく展開されていきます。
いくらでもシリアスな設定に出来るところを、主人公のいい加減さを軸に時にはしんみりさせたりと観ていて気持ちのよい仕上がりになっています。
一瞬“人生ってそれでいいのかな”と思わせてしまう、その主人公役が高橋克典さん。
これまで名前は知っていてもほとんど作品を観たことが無かったので、その自然にハマっている演技に新鮮な驚きがありました。

 


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このところ飛蚊症で読書もままならないので、久しぶりにレコードを引っ張り出しました。
レコードを出した時に必ず聴くのがアンディ・ウィリアムスの「ソリテアー」。
歌詞の日本語訳が無いためまったく内容がわからないのですが、私にとっては気持ちが落ち込んだ時に聴くと癒されて元気に立ち直れるか、逆に泣けてしまうか、どちらかになってしまう曲です。
確か、カーペンターズも歌っていたと思います。


アンディ・ウィリアムスは10代後半から20代前半にかけて好きだった歌手です。
当時NHKで「アンディ・ウィリアムス・ショー」という音楽番組があり、中古の白黒テレビで夢中になって観ていました。
クリスマスなどは彼の家族なども出演し、何ともハッピーな雰囲気の番組でアメリカの理想的な生活を見せられているような気がしました。
その後、だいぶ後になってですが彼の家族内(だったと思う)にトラブルなどがあり私の幻想は崩れましたが・・・。

彼の音楽について、大人びた友人に私の趣味を軽く笑われたことがあって結構傷ついたりしましたが、その後歳を重ねてから納得出来たりもしました。
確かに“甘さ”が持ち味でしたから・・・。


この曲は彼のファンになってからの後半のものでした。
それまでは“ハッピー”で“メロウ”な曲が多かったのですが、この曲が入ったアルバム「ソリテアー/新しき出発」は雰囲気が違って感じました。
“のびやかさ”は相変わらずなのですが、何か吹っ切れたようで“ポップ”で・・・それまでがあまりに正統派過ぎて面白味がなかったのかもしれません。

その後、たくさんの音楽を聴いて様々な歌手のファンになりました。
それでも手元に残ったレコードの枚数は彼のものが一番多いのです。
彼が「味の素」のCMに出て、日本語で歌っている非売品のレコードもあります。
懸賞に当たったのか、無理を言って頂いた物なのかは忘れてしまいましたが・・・。
盤面に味の素を持っている写真があり、なかなか貴重な品かもしれません。


「ソリテアー」は奇跡的に音が良くて、これからも折りある毎に聴いてしまうに違いない曲です。



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長年の耳鳴りのため、就寝時はラジオを欠かせません。
周りが静かだとよけいに気になって眠れなくなります。


「ラジオ深夜便」のラスト(5時)で誕生日の花や歌が紹介されますが、今朝のコメントで思い出したことがあります。
コメントの内容は、“誕生日の人に連絡をしてください。自分の誕生日を知ってもらえているって嬉しいことですから・・・”でした。


思い出したのは、亡くなった映画評論家の淀川長治さんの言葉。
“誕生日は、自分を産んでくれたお母さんに感謝する日です”


淀川さんは、その日はお母さんと二人で過ごしたということです。
永六輔さんと同じ誕生日ですが、お母さんが健在なうちは一緒の誕生会には出席しなかったと聞いています。
街中で、老いたお母さんを背負って歩いていたとのエピソードも・・・。


そういえば、最近はお年寄りどころか子供を背負っている光景を見たことがありません。
淀川さんの言葉に感銘を受けながらも、結局何もしなかった私ですが、忘れられない言葉です。


ちなみにきょうの誕生日の花は「さふらん」とのこと。
花言葉を聞き逃したので調べてみました。
“陽気” “喜び” “歓喜” “節度ある態度”



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このところ「ちりとてちん」の話題が続いているので、ついでに落語の話を・・・。


昔、まだ東北新幹線が通っていなかった頃、夜行列車で上京したことがあります。
(当時の上京は一大事業でした)
目的は忘れましたが、用事を終えてから上野の鈴本演芸場へ行きました。
印象的だったのが、柳家小さん師匠。
かなり疲労していた私は、師匠の首の振りの滑らかさに眠気をもよおしてきました。
ところが師匠がこちらを見ているような気がします。
そういうわけも無く、たぶん客はすべて自分を見ているような気がしたのではないかと思いますが・・・。
だから、眠るに眠られず辛かった・・・というお話です。
名人とはこういう人なのだと思いました。


と、長いまくらの後ですが・・・
その後しばらく経ってのことだと思いますが、お風呂の中にラジオを持ち込んで立川談志師匠の「芝浜」を聴いたことがあります。
これがあまりに素晴らしくて泣けそうになりました。
特に、大晦日におかみさんがご亭主に嘘をついていたことを、言葉を振り絞るようにして詫びる場面・・・
辺りが物音ひとつしない静けさだったこともあって胸に沁みるようでした。
それ以来、だいぶ落語を聴きました(ラジオですが)し、師匠の「芝浜」を直接聴いたこともありますが、あの時の感動が又蘇ることはありませんでした。
私の感性が鈍ってきたのかもしれませんが・・・。
ホテルの大ホールなどで聴いたのが悪かったのか、それとも時期も良くなかったのでしょうか。
これからの時期、特に大晦日に聴くのが良いのかもしれません。


「芝浜」
酒飲みの魚屋が芝浜で大金の入った財布を拾います。
おかみさんはそれを夢だといい、働かないご亭主を諌めます。
真人間になって働き、店を持つまでになったご亭主に大晦日の夜おかみさんは本当のことを話します。
〜落ちは、実際に聴いてみてください。〜



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「第三の男」  製作:1949年/イギリス 


監督・制作:キャロル・リード
原作・脚色:グレアム・グリーン
撮影:ロバート・クラスカー
音楽・ツィター演奏:アントン・カラス
キャスト:ジョゼフ・コットン(米国小説家:ホリー・マーチンス)
     アリダ・ヴァリ(ハリーの恋人:アンナ)
     トレヴァー・ハワード(英国のMP:キャロウェー少佐)
     オーソン・ウェルズ (ホリーの親友:ハリー・ライム)
     バーナード・リー ( キャロウェーの部下:ぺイン軍曹)
     ウィルフリッド・ハイド・ホワイト( GHQ職員:クラビン)


   *第3回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
   *1950年度アカデミー賞撮影賞受賞


★一言コメント★
個人的に、ベスト1の映画と評価してる作品です。


★あらすじ★
第2次世界大戦直後、アメリカの売れない小説家ホリー・マーチンス(J・コットン)は親友ハリー・ライム(O・ウェルズ)に招かれてウィーンを訪れます。
しかし、到着してみるとハリーは自動車事故で死亡したとのこと。
葬儀で知り合ったキャロウェー少佐(T・ハワード)から、ハリーが粗悪なペニシリンの闇取引をしていると聞かされます。
信じられないホリーは真相を探っていくうちに事故現場に第三の男がいたことをつきとめますが……。


★おすすめポイント★
・今回は、信じられない状況でのビデオ鑑賞となりました。
音声が出ません。
テープを乱暴に揺するとちょっとは音が出るのですが、又消えてしまうの繰り返しでさすがに嫌になっての音無し再生となりました。
それでも最後まで鑑賞しましたので、我ながら凄いと思いました。
あの大写しのツィターをバックに軽快に流れるオープニングから、劇中随所に流れるアントン・カラスの演奏をまったく耳にしないで・・・。


・モノクロの素晴らしさを改めて感じます。
光と影の映像が奥深くて美しくて観ほれてしまいます。
夜、僅かな光に浮かび上がる廃墟や瓦礫の山さえ美しい。
頭の中でカラー画面に置き換えてみましたが、本当に凡庸なものになってしまいます。
カラーには見えてこないものがモノクロには見えてくるような気がします。
そして斜め撮りがいっそう当時の状況の不安感を煽ります。
今年放映のHNKドラマ「ハゲタカ」の多用された斜め撮りを思い出しました。


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「ちりとてちん」の話題が続きますが・・・。


オープニングの曲のピアノ演奏は女優の松下奈緒さん。
朝にふさわしい、爽やかでそれでいてスケール感のある曲を伸びやかに演奏されていて心地いいです。


松下さんは「恋におちたら〜僕の成功の秘密〜」(2005年・フジテレビ)で知った女優さんです。
自然体だけど緻密な演技をする草なぎさんと、やはり自然体なのだけれど伸び伸びとおおらかな感じがした松下さんのカップルは合っているようで合っていないようで、背丈のせい(松下さんの方が大きく見えた)もあって何とも微笑ましかったものです。
美しくて聡明で、その上伸びやかで性格が良さそうで好感を覚えました。
聡明という言葉を思い出したのは、薬師丸ひろ子さんのデビューの頃以来です。


「Good Job〜グッジョブ」(2007年・NHK)も楽しかったのですが、あの話し方は演出どうりなのでしょうか。
それとも、若い人はふだんあんなふうに話すのでしょうか。
テキパキしているのだけれども、息を止めて話しているような(変な表現ですが)話し方が私などには聞きづらいものがありました。
作品的にはかなり評判が良かったようです。


この松下さんやフィギアスケートの選手たちを観ていると、同じ感慨になります。
若くして才能が花開いている人たち・・・。
子供の頃からピアノやスケートを人一倍練習を重ねてきたとはいえ、10年ほどのこと。
もともとの才能に恵まれていたとしても、10年ぐらいでプロ級であったり世界に認められたりするのですね。
もちろん、周囲のサポートがあってのことですが・・・。
比べるのもおかしいですが、振り返って自分の10年を考えると、ただただオロオロうろうろしてきたようなもの・・・。


若い人の凄いところは、そうでない人もいるでしょうが、決めたら立ち上がりが早いことのような気がしています。
早い時期に目標を決めて立ち上がれば、先の時間が長いだけに世界が広がるだろうし、何より時間が充分にあって試行錯誤を繰り返したり又はやり直すことだって出来るわけですから・・・。
子供の頃から、自分自身に他人を羨むのを禁じていましたが、たとえテレビの中とはいえ彼らの活躍を観ていると素直に羨ましく感じます。
それだけ歳をとったということでしょう。



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コスモスがまだ綺麗に咲いているのに、今朝は雪が降っています。
本格的な冬の到来にしては早すぎるような・・・。


朝のドラマ「ちりとてちん」が面白くて、朝と昼に2度も観ています。
この時間帯、完走したことがありませんので、そういう意味でも楽しみです。
このドラマは“ながら観”が出来ません。
15分という短い時間内に細かな伏線が散りばめられていますし、俳優陣の動きにも目が離せません。
視聴率が悪いらしいですが、時計代わりにならないせいでしょうか。
もったいないです。
ハゲタカ」もそうでしたが、観る側には問題は無いのですが、制作側には大きな問題でしょう。
同じ姿勢を保てるか、次の仕事に冒険が出来るか、ということで・・。
昨日のシーンだったか、主人公喜代美(貫地谷しほり)の父親(松重豊)に歴代の朝ドラのヒロインを皮肉るようなセリフがあって笑わせられました。
こういう自由さを無くして欲しくはないものです。
そういう意味でも観届けていく楽しみがあるかもしれません。


このドラマで“四草”役の加藤虎ノ介さんを初めて知りました。
のんびりまったりの雰囲気の登場人物の中で、一際目立つ存在として登場しました。
あまりのニヒルさにこの先が心配になったものです。
役的には仲良しグループの中でただひとり離れ気味で、何かをしでかして事件になるというよくあるパターンの人かとハラハラしていましたが、落ち着くところに落ち着いたようで何よりです。
ただし、溶け込みながらも存在感はありそうで楽しみです。


脚本家(藤本有紀)が彼を気に入っていて“美味しいところを彼に持っていくようにしている”との本当かどうかわかりませんが、エピソードを知りました。
それ以来、彼の一挙手一投足に注目しています。
喜代美が落語家になりたいために母親(和久井映見)と大根おろし対決をするシーンのストップウォッチ(時計)を押すタイミングに笑いました。
その前の草々(青木崇高)、草原(桂吉弥)、小草若(茂山宗彦)の絶妙の掛け合いの振りがあってのことですが・・・。


彼の登場は「オードリー」の時の佐々木蔵ノ介さんを思い出させました。
時代劇スター役の佐々木さんには今でも強烈な印象が残っています。
同じような活躍が期待できそうです。



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飛蚊症についてはどれくらいの人たちが知っているのでしょう。
たいていの人が大なり小なり持っている症状なのかもしれません。気がつかなくても・・・。
目の中の硝子体の濁りが網膜に映り、それがゴミのよう(黒点、糸くず状、蛙の卵状などなど)に見える症状です。特に明るい所で・・・。
ほとんどは目に異常が無い(つまり病気ではない)のですが、その他の病気を考えて変化があった場合には検査が必要です。


先月からその飛蚊症がひどくなってきました。
最初はドライアイになり、眼科で処方された目薬を使用しているうちにどんどん増えてきました。
再検査の結果も異常無しでした。
飛蚊症のつらいところは、「気にしないで」「いずれ慣れますから」で終わってしまうことです。
特に加齢の場合には当然のことと受け止めなければならないですし・・・。


私の場合には、黒点や卵状のものは数え切れないほどにあり、一番つらいのは1センチほどの黒い虫の死骸のような形のものが四六時中(屋内でも夜でも)動き回ることです。
食事中に白いご飯の上に虫が乗っているように見えたり、外出時には帽子から大嫌いな蜘蛛がぶら下がってきたと勘違いをしてあわてて振り払ったり、と笑うに笑えない状況が続いています。


ある有名掲示板に飛蚊症のスレがあります。
これを読むと、本当にたくさんの人が苦しんでいることがわかります。
「仕事を辞めて、家に閉じこもっています」
「車の運転がつらい」
「パソコンを使う仕事を選んだことを後悔しています」
「綺麗な青空を見てみたい」
中には剛の者もいます。
「真ん中に寄せて遊んでいます」とか「(?)のトレーニングに利用しています」とか・・・。
今は、薬で治るという眼科医がいてそちらに話題が集中しています。
すでに診療を受けて薬を飲み続けている人たち、その人たちの報告を息を呑むようにして待ち続けている人たち、という状況になっています。


私の場合は、その薬は私の持病に合わないようなので、ただ見守るだけです。
それにしても、若い人たちがこれから何十年も飛蚊症に悩みながら生きていかなければならないことを想像すると気の毒でなりません。
私の場合は慣れるしかないようです。
「人間の適応力はそんなもんじゃない」と書いていた人もいましたし・・・。
何より、加齢で後部硝子体剥離が進み、薄くなる可能性が無いわけじゃないと考えるようにしています。
飛蚊症の人間にとっては“治す方法が見つかったらノーベル賞もの”なのです。



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昨日は思いがけない雪でしたが、きょうは打って変わって晴天になり、気温も少し高くなったようです。
本格的な冬の前の貴重な天気に誘われるように、運動を兼ねて遠出の買い物に出かけました。
飛蚊症(後述したいと思っています)に悩む私でもこの天気には勝てません。


こんな抜けるような青空を眺めると、必ず思い出す映画のセリフがあります。
“私の心は鷹のように大空を飛ぶ”
ダスティン・ホフマンの初期の頃の主演映画「小さな巨人」(1970年)の中のセリフです。


この映画はだいぶ昔、夜中にテレビで放映されたものを観たような記憶があるだけです。
ホフマンがインディアンの血を受けていて、インディアンと白人の間を行ったり来たりしてしまうストーリーだったような・・・わずかな記憶です。
このセリフを誰がどういうシチュエーションで言ったのかもわかりません。

当時、私自身にこのセリフに共感を覚えるような出来事があったのかもしれません。
そのことは覚えていなくて、このセリフだけが延々と記憶に残っているという不思議な言葉です。
空を見上げると少しは大らかな気分になりますから、当時はそんなことが必要だったのでしょう。


途中の寄り道があって2時間ほどの散歩になりましたが、残念なことに目的の買い物(生ブルーベリー入りの飴)が出来ませんでした。
それでも、冷えていた足はポカポカ、額に汗が出て気持ちのよい散歩になりました。


帰宅後、気になって和田誠さんの「お楽しみはこれからだ<映画の名セリフ>」を引っ張り出してみました。
和田さんも取り上げていて、本物が演じていた酋長のセリフだったと書いています。
私の記憶は、映画そのものからでは無くこの本の受け売りだったのかもしれない、とも思えてきて調べなければ良かったとちょっと後悔しています。



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珍しく、NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」を観ています。
土曜ドラマ「ハゲタカ」と同様に、地味だけれど個性的で芸達者な俳優さんが出ていて毎日楽しめます。

渡瀬恒彦さんが上方落語の師匠を演じていますが、17日(土曜日)の放送が印象的でした。
息子を含めての弟子たちの落語会(といっても近所のお店でのささやかなもの)で、彼らを愛おしそうに感慨深げに見守っているシーン。
彼は3年もの間、事情があって落語に背を向けていました。
それを何とか復帰させようとしている弟子たち・・・。


渡瀬さんはお兄さん(渡哲也)の七光り(?)で同じ道を歩いたのかもしれませんが、まったく違った個性で地道に積み重ねてきたように思えます。
兄弟ともに良い歳のとり方をして、お兄さんは華やかなスターですが、彼は地味な分守備範囲の広い俳優としてこれからも活躍していくのでしょう。
先日の「スタジオパークからこんにちは」でのゲスト出演で、師匠役とは違って、意外に強気の部分が垣間見えて攻撃的(前向き)な人のように見えましたし・・・。
彼の年代で“まだまだこれから”という姿勢が見えると、なぜかホッとします。


「ちりとてちん」は週末に泣かせるパターンが確立したようです。
師匠が復帰し、このところ脇に回っていたようなヒロインが落語家をめざすという新展開でますます面白くなりそうです。


“瀬を早みーッ”
久しぶりで聴いた「崇徳院」・・・大声を出すと気持ちがよさそうです。



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「黄昏」  製作:1981年/アメリカ


監督:マーク・ライデル
撮影:ビリー・ウイリアムス
原作・脚色:アーネスト・トンプソン
音楽:デイブ・グルーシン(作曲・ピアノ)
キャスト:ヘンリー・フォンダ(ノーマン)
      キャサリン・ヘップバーン(エセル)
      ジェーン・フォンダ(チェルシー)
      ダグ・マッケオン(ビリー)
      ダブニー・コールマン(ビル)


  * 第54回アカデミー賞
         主演男優・女優賞 受賞
  * 第39回ゴールデングローブ賞
     作品・主演男優・女優賞 受賞


★一言コメント★
今観たらどんな感慨を持つのだろうかと思い、選んでみました。


★あらすじ★
80歳を迎える夏、ノーマン元教授(H・フォンダ)は妻エセル(K・ヘップバーン)と湖のほとりにある別荘で過ごします。
そこに、長い間疎遠となっていた娘のチェルシー(J・フォンダ)が婚約者ビルとその息子を連れて訪ねてきます。
そして、父娘の間の溝は埋まらないままにチェルシーは婚約者と二人でヨーロッパへ旅立ちます。
預けられた息子ビリーとノーマンの間のぎこちなさも、エセルのおかげとお互いに釣り好きということもあって少しずつ消えていきます。
そして、チェルシーが戻ってきます。


★おすすめポイント★
・この作品はJ・フォンダが父親H・フォンダのために企画し、アカデミー賞を受賞させたという有名なエピソードがあります。
当時、父親に代わってトロフィーをもらい、病床の彼と一緒に笑っている写真を見ました。
彼ら父娘も、映画のように長い確執があったことは有名な話です。
アメリカの良心の代表のように言われた彼も家庭ではかなり問題があったようで、弟ピーター・フォンダと二人でそんな父親に長い間反抗していたようです。
年月はそれをも氷解させるのですね。
親が年老い、子供が大人になるということでしょうか。


・H・フォンダは手足が長く、寡黙で知性的なイメージの俳優でした。
「荒野の決闘」(1946年)で、テラスで椅子に腰掛けて柱に足をのせるシーンがありましたが、西部劇にしては静かな印象が強い中で特に印象に残っています。
この「黄昏」では、なぜか老いた彼は娘のJ・フォンダに似てきてしまっているなあ、と感じました。
「十二人に怒れる男」(1957年)は彼の作品で一番気に入っています。
「悲情城市」とともに、横になって観ていてもいつのまにか正座して観てしまっている作品です。


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「悲情城市」 製作:1989年/台湾


 監督:侯孝賢(ホウ・シャオシエン)
 脚本:呉念眞(ウー・ニエンジェン)
        朱天文(ジュー・ティエンウェン)
撮影:陳懐恩(チェン・ホアイエン)
音楽プロデュース:立川直樹
             張弘毅(ジャン・ホンイー)
作曲演奏:SENS
キャスト:梁朝偉(トニー・レオン)
       辛樹芬(シン・シューフェン)
      李天禄(リー・ティエンルー)
       陳松勇(チェン・ソンヨン)
       高捷(カオ・ジエ)


  *1989年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞グランプリ受賞


★一言コメント★
映画館で観た後にわざわざビデオを購入した数少ない1本。
寝転んで観ていても、いつのまにか正座して観てしまっている作品でした。


★あらすじ★
物語は1945年日本の敗戦で台湾が日本の統治から解かれたところから始まります。
港町・基隆、林家の長老と4人の息子たち、そしてその家族や友人たち・・・
戦争が終わっても大陸からの外省人と台湾の本省人の対立が起こり、否応無く巻き込まれていきます。
激動の台湾を背景に悲劇に見舞われながらも静かに強く生きぬく人々の物語です。


★おすすめポイント★
(というより、詳しい説明になりますのでご注意ください)
・日本が敗戦まで台湾を51年も統治していたことをこの映画で初めて知りました。
あきれるほど近代の歴史について知らないことを恥ずかしく思いました。
戦時中でも市民レベルでは交流があり、心を通わせていた様子も描かれていてホッとし救われる思いがありました。
外省人と本省人の対立による1947年の2.28事件については、この映画が公開される頃までは台湾でも声高に話されることはなかった、と確か監督がインタビューで答えていた記憶が残っています。


・四男の文清(レオン)は耳が不自由ですが、友人の妹の寛美(辛樹芬)と心を通わせるシーンがあります。
日本の家屋のような文清の部屋、友人たちが談論風発、政治を論じている脇で二人は「ローレライ」のレコードをかけています。
ローレライの伝説について、そして彼が子供の頃に耳が不自由になったことなど筆談を交わす二人の世界がとても静かで印象的でした。
どんなラブシーンよりも胸を打つシーンでした。

 


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「ハリーの災難」 製作:1955年/アメリカ


監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:ジャック・トレヴァー・ストーリー
脚色:ジョン・マイケル・ヘイズ
撮影:ロバート・バークス
美術:ハル・ペレイラ/ジョン・B・グッドマン
キャスト:エドモンド・グウェン(元船長) 
      ジョン・フォーサイス(マーロー)
      シャーリー・マクレーン (ジェニファー)
      ミルドレッド・ナットウィック(グレブリー)


★一言コメント★
ヒッチコック作品の中で一番好きな作品です。

★あらすじ(?)★
あらすじは書かない方がいいのでしょう。
撮影や演出などの技術面についての感想は残念ながら力不足で書けません。
ヒッチコック作品は、ただただ“楽しむ”のみです。
この作品は当時ヒッチコックの作品としてはあまり評価されなかったと聞いています。
きっと異色過ぎたのでしょうね。
したがって、一般的にはその他の多くの作品に埋もれて有名でないのかもしれません。


★おすすめポイント★
(結局、ネタバレになりますのでご注意ください)
・とにかくヴァーモントの景色が素晴らしい。
丘や村の紅葉・黄葉が、澄んで抜けるような青空の暖かい空気のもとで絵のように綺麗です。
その陽のあたる小高い丘に死体があります。ハリーです。
周りの情景のためどうしても陰惨な感じがしません。
何となく幸せに眠っているように見えたりして・・・。
その死体の靴の底の大写しから物語りは始まります。


・住人の元船長(E・グウェン)、中年の婦人グレブリー(M・ナトウィック)、画家のマーロー(J・フォーサイス)そしてハリーの夫人といってもほとんど名ばかりだったジェニファー(S・マクレーン)・・・。
どの人物もハリーの死体を見ても驚くことが無いのが、少し不気味に感じられるもののあの牧歌的な風景の中では自然なように思えてくるから不思議です。
話が進むうちに、それぞれが自分が殺したのではないか、殺したと疑われるのではないかと思っていることがわかっていきます。
それでもあまり切実感とか緊迫感とかが無く、なんとなく寓話の中で遊んでいる大人たちのような・・・。

 


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「刑事ジョン・ブック 目撃者」 製作:1985年/アメリカ


監督:ピーター・ウェアー
撮影:ジョン・シール
音楽:モーリス・ジャール
キャスト:ハリソン・フォード(ジョン・ブック)
       ケリー・マクギリス(レイチェル)
       ルーカス・ハース(サミエル)
       アレキサンダー・ゴドノフ(ホッチライトナー)


★一言コメント★
映画館に13回ほど通った作品です。
最高記録だったような・・・。

★あらすじ★
母親レイチェル(K・マクギリス)との旅の途中、ペンシルベニア州のアーミッシュの少年サミエル(L・ハース)は偶然駅での殺人を目撃します。
その事件の担当者がジョン・ブック(H・フォード)。
犯人が自分の上司であることがわかり、危険を感じて母子を村に送りとどけます。
負傷していたブックは村に留まり、自分とはまったく違うアーミッシュの世界を知ることになるのです。


★おすすめポイント★
(というよりも、詳しい説明になりますのでご注意ください)
・この映画でアーミッシュのことを初めて知りました。
キリスト教の一派で、文明社会から離れ厳格な規律を守り18世紀当時の暮らしをしていると・・・。
主に農業に従事し、電気や電話も無く、交通も馬車を利用したり・・・簡素な服を着て、助け合いを大切にし、争いを好まず平和を愛しています。
それでも、映画の中では村社会の密度が濃すぎたり戒律が厳しすぎてレイチェル(少年の母親で、未亡人)が思わず義父に抵抗をしてしまうシーンもありましたし、観光客を受け入れざるを得ないシーンも描かれたりしています。


・オーストラリア出身のピーター・ウェアー監督はとても映像が綺麗で詩情豊かな作品を撮っています。
若く美しい女性たちが一斉に神隠しにあってしまう「ピクニック at ハンギング・ロック」(1975年)という不思議だけれどとても綺麗な映像の作品もありました。
この作品も従来の刑事物と一線を画す、静かで叙情的な作品になっています。
この後、再びH・フォードと「モスキート・コースト」(1986年)を撮ることになりますが・・・。


・ジョン・シールの撮影も必見に値します。
オープニングの麦が風にそよぐシーンは俯瞰で観るとまるで金色の波のよう・・・。
雨上がりの緑、夕暮れに働く人々のシルエットなどアーミッシュの風景が静かにゆっくりとした時間を見せてくれます。


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「風の丘を越えて 西便制」  製作:1993年/韓国

監督:イム・グォンテク                
撮影:チョン・イルソン
音楽:キム・スチョル
原作:イ・チョンジュン
キャスト:キム・ミョンゴン
     オ・ジョンヘ
     キム・ギュチョル
     アン・ピョンギョン

★一言コメント★
この作品はNHKテレビ「アジア映画劇場」で観ました。
番組と解説者の佐藤忠男さんについては後述します。

★あらすじ★
1960年代初めの頃。
一人の男(トンホ=キム・ギュチョル)が人を探しています。
幼い頃、彼は母親の恋人だったパンソリの歌い手ユボン(キム・ミョンゴン)とその養女ソンファ(オ・ジョンヘ)とともに旅をしていました。
破門をされて旅暮らしのユボンはトンホに太鼓、ソンファに唄の厳しい修業を課していきます。
その間に、パンソリは次第に時代から取り残されていきます。
そして、トンホはユボンについていけなくなり二人から離れていきます。
一時はそのショックで声が出なくなるソンファですが、元々唄が好きだったこともあって芸に情熱を傾けていきます。
ユボンは彼女に芸を極めさせるために、漢方薬で失明をさせます。
旅と修業を繰り返す中、そのことを知っていたソンファ、彼女が知っていたことを感じてとっていたユボン・・・。
後にユボンは罪悪感を抱きながらこの世を去ります。
トンホはソンファを探し当てますが、お互いに名乗ることも無く、唄い太鼓を叩く二人・・・。
そして、又別れていきます。


★おすすめポイント★
・たぶん、韓国映画を観たのはこれが初めてだったと思います。
日曜日の午後、NHK教育テレビに「アジア映画劇場」という番組がありました。
映画評論家の佐藤忠男さんが解説をしていました。
この番組ではとにかくたくさんのアジア映画を観た記憶があります。
中国、台湾、インド、イランはもちろんベトナムやマレーシアなど当時映画を作っていたことさえ知らなかった国の作品もありました。
なぜ観ていたのかというと、NHKが厳選して観せてくれるのだから悪い作品のわけが無い、という単純な思い込みででした。
今考えても暗い作品が多かったものです。
主に農村を舞台にした貧しい生活を描いたものが多くて、リアル感があって共感を覚えたり逃げ出したくなったりしたものですが、観続けていくと突き抜けていく強さや明るさが見えてきました。
今では作品の名も思い出せませんが、ふと何かの瞬間に思い出すシーンがあったりします。
足で踏み固められてツルツルになった土とか、熱い夕陽に照らされた稲とかだったりしますが・・・。


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「華氏451」 製作:1966年/イギリス

監督 フランソワ・トリュフォー
原作 レイ・ブラッドベリ
脚本 フランソワ・トリュフォー
    ジャン=ルイ・リシャール
撮影 ニコラス・ローグ
音楽 バーナード・ハーマン
出演 オスカー・ウェルナー(モンターグ)
    ジュリー・クリスティ(リンダ/クラシス・二役)
    シリル・キューザック(消防隊長)
    ビー・ダッフェル(老婦人)

★一言コメント★
ネット上の店の名前(古本屋451)は、この映画から使わせてもらったものです。

★あらすじ★
本を読むことを禁じられている未来社会。
モンターグ(O・ウェルナー)はその本を発見しては焼却する消防隊員です。
優秀で近く昇進の予定ですが、妻リンダ(J・クリスティ)はテレビを相手に無気力な日々を送っています。
彼はクラシス(クリスティ・二役)と知り合い影響を受けて、隠していた本を読むようになります。
大量に発見されて家ともどもに燃やされる本と、一緒に死を選ぶ老婦人の姿をも目の当たりにします。
そして、クラシスが逮捕されそうになり、彼も妻の密告で追われる身となります。
ラストは・・・。


★おすすめポイント★
・出動する度に、消防隊長は本に関する批判をとうとうと述べます。
“実在しない人間の物語は読んだ者を不幸にする。別世界の人生を空しく想像させる”
 “幸福の道は万人が同じである事だ。だから本を焼かねばならん”
手に取る文学書や哲学書などのひとつひとつに・・・。

・しばらくぶりに観て、忘れていたというか今回初めて知ったようなシーンがかなりありました。
まず、消防署のプレートが451だったこと。
このプレートを頻繁に映していました。
ちなみにタイトルの「華氏451」は本に火を点けて燃え上がる温度のことです。
そして、老婦人が本とともに亡くなるシーン。
私は火を放たれても逃げなかったための死だと思っていましたが、実際は逃げる隙を与えるためのカウントの間に自分でマッチをすったのでした。
後に、これが仲間を守るための行為だったことがクラシスの言葉で語られます。
このシーンは時間をかけて撮影していたこともわかりました。
隊員がガラスを割ったことで部屋の中に風が入り込み、床に積まれた本の上の“ダリ”の雑誌が1ページずつ捲れていきます。
本の山に青い液体が噴射されていきますが、その雑誌はまるで生きてでもいるように捲れ続けます。
火が放たれ本が1冊ずつ表紙から燃えていく様子が丹念に映されていきます。
ほとんどのタイトルを読み取れなかったのですが、その中にチャップリンの自伝を見つけましたし、韓国語の文字も見えました。
なんとも切ないシーンでした。


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「ファール・プレイ」  製作:1978年/アメリカ

  監督:コリン・ヒギンズ
  脚本:コリン・ヒギンズ
  撮影:デイヴィッド・M・ウォルシュ
  音楽:チャールズ・フォックス
  美術:アルフレッド・スイーニー
  主題歌:バリー・マニロウ「愛に生きる二人」
  出演:ゴールディ・ホーン(グロリア)
      チェビー・チェイス(トニー)
      ダドリー・ムーア(スタンレー)
      バージェス・メレディス(管理人)
      レイチェル・ロバーツ(暗殺団の女ボス)
      ブライアン・デネヒー(ファーガソン刑事)

★一言コメント★
実は、このようなサスペンス&ロマンティック・コメディが好みです。

★あらすじ★
グロリア(ゴールディ・ホーン)は友人のパーティからの帰り道にヒッチハイクの男を車に乗せます。
その男(実は情報部員)から知らずに預かってしまったフィルム入りのタバコをめぐって彼女は命を狙われることになります。
事件を担当した刑事はパーティで見かけたトニー(チェビー・チェイス)。
犯人たちとの攻防が繰り返される中、二人の仲も近づいていきます。
彼らの目的はオペラを観劇中の法王の狙撃であり、それを阻止しようとする二人・・・。

★おすすめポイント★
・ゴールディ・ホーンは本当にキュート(死語でしょうか?)です。
年齢不詳でベタついた女っぽさが無く、かといって中性的とも違う不思議な魅力があります。
柔らかな金髪と大きすぎる瞳、ちょっと舌足らずの話し方で天然が入っていてコメディが似合います。
天然に見えるのはあくまで演技です。
初出演作品「サボテンの花」(1969年)でイングリッド・バーグマンやウォルター・マッソーを相手にしてアカデミー賞助演女優賞を受賞している実力派です。
そう見えないところが素敵です。
「バタフライはフリー」(1972年)でも明るく自由奔放でいて純粋な女性を演じていて魅力的でした。
現在も現役のようですが最近の作品は観ていません。
彼女には年を重ねても可愛らしいままでいてほしいのですが・・・。
余談ですが、最近2時間ドラマで観た安達祐実さんが髪型のせいかちょっと似ているように感じました。


・チェビー・チェイスはその後、「こちらブルームーン探偵社」シリーズから飛躍していったブルース・ウィリスのようになると思ったものでしたが・・・。

・ダドリー・ムーアはコメディ・リリーフとして楽しかったのですが、すでに亡くなっていたのですね。
当時、違う業界の人だという程度のことは知っていたのですが、オックスフォード大学で音楽と作曲を専攻、その後も華やかな経歴があったことを初めて知りました。
ネットで何でも調べられてわかってしまうのは、良いような悪いような・・・。


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「月とキャベツ」  製作:1996年/西友、エース ピクチャーズ


監督:篠原哲雄
原案:鶴間香(さっぽろ映像セミナー入選作)
脚本:篠原哲雄・真柴あずき
音楽:山崎まさよし
主題歌:「One more time,One more chance」
出演:山崎まさよし 真田麻垂美 鶴見辰吾  ダンカン 


   *平成8年度 文化庁優秀映画作品賞受賞


★一言コメント★
時にはこのような作品も観ています。(ビデオでの再見)
ミュージシャン・山崎まさよしの初主演作品です。


★あらすじ★
ミュージシャンの花火(山崎)はバンドを解散し、田舎の廃校に住み、キャベツを育てたりして暮らしています。
スランプで曲を作れない彼の前に、ファンだと言うバレエの好きな少女が現れます。
彼女の名はヒバナ・・・。
最初はうっとうしく感じていた花火も、彼女の自然な姿に接して一緒に暮らすことになります。
畑のキャベツの葉を“鳥の羽ばたく音みたい”と振るわせてみたり、草原で花火のハーモニカに合わせて踊ったり、鳴らないオルガンを外に出して弾いてみたり・・・。
不思議な優しい時間をともに過ごすうちに花火は曲を作り始めます。
そして、彼女は・・・。


★おすすめポイント★
・山崎まさよしという人を認識したのは、テレビドラマ「奇跡の人」(1998年・日本テレビ)です。
それまではスマップに「セロリ」を提供した人ということぐらいしか知りませんでした。
「奇跡の人」は、事故で8歳の子供と同じようになってしまった若者役ということもあって、主題歌の「僕はここにいる」とともに印象に残っています。
上手下手は別にして、あまり作りこんでいない感はありました。


・ここで、「月とキャベツ」のネタバレです。
ヒバナは、バレエコンクールに出席のため東京へ向かった日に台風により亡くなっていたのです。
彼女は亡くなる時にもウォークマンで花火の曲を聴いていました。
「花火の曲を聴くと“生きていていいんだ。まっすぐでいいんだ”と思う」と日記に書き残しています。
これは何とも切ないですね。
ずっと昔に置き忘れてきたモノを思い出させられたようで、つい感傷的になります。

 


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「華麗なる賭け」 製作:1968年/アメリカ


監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:アラン・R・トラストマン
撮影:ハスケル・ウェクスラー
編集:ハル・アシュビー
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:スティーブ・マックイーン(トーマス・クラウン)
    フェイ・ダナウェイ(ビッキー・アンダーソン)
    ポール・バーク(エディ・マローン)


★一言コメント★
音楽によって忘れられない映画になることがあります。
これはその1本です。


★あらすじ★
ハーバード大学卒で不動産や証券を扱う会社の若き社長トーマス・クラウン(マックイーン)は社交界でも有名なエリート。
その彼が見ず知らずの人間を集めて銀行の襲撃を計画し、成功します。
それを追うのがボストン警察のエディ・マローン警部(ポール・バーク)と銀行専門の保険調査員ビッキー・アンダーソン(フェイ・ダナウェイ)。
トーマスに近づくビッキーでしたが・・・。
トーマスは再び銀行の襲撃を計画します。


★おすすめポイント★
・私にとって“音楽ありき”になってしまったので、まずは音楽について・・・。
今年に入ってから偶然「徹子の部屋」でミシェル・ルグラン氏の姿を見かけました。
今なお健在でいたことも嬉しかったのですが、ピアノを弾きながらこの映画の主題歌「風のささやき」や「シェルブールの雨傘」
(1964年)を歌ってくれて、よりいっそう感動しました。
彼が歌えるということをまったく知りませんでしたし・・・。
この「風のささやき」は氏の作曲なので映画の中ではフランス語のように聴こえたものですが違っていたようです。
いつ聴いても切なくて胸に染み入り、それでいて映画のシーンのせいか、つい大空を見上げてしまいそうになる開放感があります。
オープニングと、中盤でマックイーンがグライダーを操縦するシーンに流れてきます。
満ち足りているようで満ち足りていないような、どこか寂しく虚しさが湧いてくるようなシーンでした。
ラストシーンに流れなかったのが意外でした。
この曲は、アカデミー賞主題歌賞を受賞しています。

 


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「オリーブの林をぬけて」   製作:1994年/イラン


監督:アッバス・キアロスタミ
脚本:アッバス・キアロスタミ
撮影:ホセイン・ジャファリアン
キャスト:ホセイン・レザイ
       タヘレ・ラダニアン
     モハメド=アリ・ケシャバーズ


★一言コメント★
この映画はビデオでの初見です。
私は作品を監督で選ぶ傾向があります。
この作品も監督の名前を見ただけで録画して、ずっと観ていなかったものです。


★あらすじ★
といっても、あらすじというほどのものは無いのです。
ホセイン(レザイ)は工事の仕事を辞めて、映画俳優の代役(端役?)に雇われその他の雑用もこなすようになります。
彼が以前から好意を寄せていた学生のタヘレ(ラダニアン)が相手役です。
彼は彼女と結婚したいと思っていて、撮影の合間などに必死に誠意をこめて告白をし続けるのですが、彼女はまったく口をきいてもくれません。
そして・・・。


★おすすめポイント★
(というよりも、詳しい説明となっていますのでご注意ください。)
・監督の作品は「友だちのうちはどこ?」(1987年)と「桜桃の味」(1997年)を観ています。
どちらも、子どもが友だちへノートを届けに行くことと自殺志願者が協力者を探して歩く、という大雑把な内容しか覚えていませんが、それでも何となく印象に残り続けています。


・最初は、走る車の中から見える前方の緑の丘や赤茶けた道路、道端の人々だけが延々と映ります。
会話が交わされて、運転しているのが映画関係の女性、同乗しているのが学校の教師とわかります。
その教師が「友だちのうちはどこ?」の教師役を演じていて、俳優という仕事は好きではないけれども、生活のために次も何かあったら出演させてほしい、と語る不思議な導入部になっています。
その間、車は凸凹の道を走り続けているため画面は揺れっぱなし状態です。


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「フォロー・ミー」  製作:1972年/アメリカ


 監督:キャロル・リード
 製作:ハル・B・ウォリス
 原作・脚本:ピーター・シェーファー
 撮影:クリストファー・チャリス
 音楽:ジョン・バリー
 キャスト:ミア・ファロー  トポル  マイケル・ジェイストン   


★一言コメント★
一番好きな映画は?と聞かれたら、真っ先に浮かぶのはこの作品です。
ビデオやDVDが販売されていないようなので少し詳しいあらすじから・・・。


★あらすじ★
ロンドンの街で、堅物の会計士(M・ジェイストン)とヒッピーの女性(M・ファロー)が恋に落ちて結婚をします。
恋愛時代はお互いに高め合える新鮮な関係だったはずなのに、結婚すると夫はまた元の仕事人間に戻ってしまいました。
妻は毎日一人ロンドンの街を彷徨います。
公園で沈む夕陽を眺めたり、ホラー映画を観たり・・・。
時には買ったばかりの帽子をゴミ箱に捨てたり・・・。
そのうち、いつも自分を追いかけている男(トポル)に気がつきます。
(今だったら、ストーカー!)
間抜けなようでいて温かそうな・・・。
いつしか二人は言葉を交わすことなく、後になり先になり距離をおきながらロンドンの街の散策を楽しむようになります。
恋愛映画(「ロミオとジュリエット」オリビア・ハッセー出演)を観たり、時には公園でピクニックを・・・。


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